新卒で10年近く務めた研究開発の仕事を辞め、2021年秋から未経験で薬局に転職しました。
つまり私は、大学の薬局実習以来、薬局の経験はない完全なペーパー薬剤師です!
10年前に受けた国家試験の内容もほっっとんど覚えていません!!ドヤァ
「このまま何も勉強せずに転職したらさすがにまずいでしょ」
ということで、薬局に転職するまえに私がやった3つの準備を紹介します。
この記事は、
- ペーパー薬剤師(免許をもってるだけで調剤未経験)
- ブランクが〇十年ある薬剤師
- 薬局の経験がないけど何から勉強を始めたらいいか分からない
以上の人に参考になる内容になっています。
転職をしたときの私のスペック
- 5歳と3歳の子育て中の35歳
- 薬局転職前は企業の研究開発
- 薬局・病院実習の経験は10年以上前
- 服薬指導はロキソニンくらいしかできない
(むしろロキソニンも怪しいレベル)
目次
調剤未経験の私が薬局転職までにやったこと
調剤未経験の私が薬局に転職するまえにやった準備は次の3つです。
- 転職先の薬局の薬棚の写真を撮る
- 転職先の薬局がメインで扱っている科目の薬を中心に勉強する
- 服薬指導がメインの参考書を読む
1.転職先の薬局の薬棚の写真を撮る
転職先が決まり、仕事が始まる1、2か月前に薬局にご挨拶に行く機会がありました。
ご挨拶のついでに、薬局のメインの薬棚の写真を撮らせてもらいました。
メインの薬棚=その薬局でよく処方される薬
なので、その写真をもとに、
- 何科の薬が多いのか
(皮膚科?内科?など) - 劇薬の薬は何があるのか
などを調べました。
事前に何の薬を置いているのか把握するだけでも、働き始めたときに少し余裕が生まれます!
2.薬局がメインで扱っている薬を中心に勉強する
「何から勉強を始めたらいいのかわからない!」という私のような薬の知識がまったくないペーパー薬剤師には、薬局がメインで扱っている薬から勉強することをおすすめします。
メインの薬について勉強するために、私が読んだ参考書を次に紹介します。
「日経DIクイズシリーズ」
私が転職した薬局は皮膚科がメインだったので、「日経DIクイズ皮膚疾患編」を購入し、働き始める前にすべて読みました。
\「日経DIクイズ皮膚疾患編」の中身/
「日経DIクイズ皮膚疾患編」は、実際の処方箋の例ごとに説明してくれるのでイメージがわきやすいのが特徴です!
日経DIクイズは、「小児疾患編」、「循環器疾患編」など、疾患別にまとめられているので、薬局で扱っている科ごとに読むことをおすすめします。
\小児科の門前の薬局ならコレ/
\循環器の門前の薬局ならコレ/
\幅広い分野を勉強したいならコレ/
「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け」
同じ作用機序の薬なのに、使い分けて処方されているものも多いですよね。
同種同効薬の使い分けなんてペーパーの私にとってちんぷんかんぷんなので、「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け」を転職前にすべて読みました。
\「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け」の中身/
「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け」という参考書は、わかりやすい図と読みやすい文章で書かれているのでサクサク読めました!
3.服薬指導がメインの参考書を読む
薬局薬剤師のメインの仕事は、患者さんへの服薬指導!
ということで、服薬指導で何を話せばいいのかちーっとも思いつかないペーパー薬剤師の私。
これじゃいかんということで、服薬指導の内容を浅く広く学べる「基礎からわかる服薬指導」をチョイス!
薬の添付文書を読んでも何が重要なのかイマイチわからない初心者の私にはちょうどよかったです。
\「基礎からわかる服薬指導」の中身/
【番外】初心者の私には難しくて挫折した参考書
薬の知識がほとんどなかった(というか忘れた笑)私には難しくて、途中で読むことを断念した参考書も紹介しておきます!
「薬局で使える実践薬学」
はい!私には難しすぎました!!
薬の作用機序についてかなり詳しく書かれているので、国家試験からすでに10年はたった私の脳みそではちんぷんかんぷんでした…
国家試験を受けたあとすぐに読んだらまだ理解できたかもしれません。(ほんまか?)
\「薬局で使える実践薬学」の中身/
「薬剤師レジデントマニュアル」
白衣のポケットに入るコンパクトサイズの参考書が一冊あれば、患者さんの前でもすぐに確認出来て便利よね!
と思って買ってしまった「薬剤師レジデントマニュアル」…
すみません…全然活用できてません…
\「薬剤師レジデントマニュアル」の中身/
中身もまとまっていていいものだとは思うんですが、患者さんに質問されたときはすぐにネットで検索したほうが早いんですよね…
転職後の良い人間関係構築のためにも事前準備は必要
以上、薬局に転職するまえに私が事前に準備したことでした!
未経験の分野に転職する前は、みんな不安になるのが当然です。
その「不安な気持ち」を少しでも軽くするために、私は今回記事に書いたように行動しました。
転職前に、薬に関する参考書を読んだりするなど、何かしらの行動することで、
- 転職先の薬局で役に立ちたい
- 早く一人前になれるように勉強したい
という思いが、一緒に働くことになる先輩薬剤師に伝わるはずです。
転職までにやってよかったことまとめ
- 転職先の薬局のメインの薬棚の写真を撮る
- 転職先の薬局がメインで扱っている科目の薬を中心に勉強する
- 服薬指導がメインの参考書を読む
▼買ってよかった参考書たち▼
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