昔々、私は当時1歳半の息子を夫さんに預け、病院に行っておりました。
診察が終わり、夫さんに電話。
大丈夫と言っていたけれど尋常ではない息子の泣き方。
私は一目散に家に帰りました。
家に着くと、泣き止んではいるものの唇周辺が血だらけになった息子がいました。
夫さんを問いただすと、どうやらまだよちよち歩きの息子が下り坂を走っていて、勢いで顔からこけてしまったそう。
顔からこけたと聞いて、すぐに息子の歯を確認しました。
すると、ま、前歯にひびが入っているではないかー!!!
この記事では、前歯にひびが入ってから、神経が死んでしまうまでの経過について実際の写真も載せながらふれています。
焦って検索しているどこかのママさんに参考になりますように。
目次
前歯にひびが入った直後
とりあえず私の行きつけの歯医者さんに連れて行きました。
焦りまくっていたので当時の写真はありません。
息子の歯の状態
・前歯に縦にひびが入っている
・かろうじて歯はグラグラしていない
・歯の色は変わっていない
・ひびの間からは血が出ている
・ひびがある前歯の歯茎からも少し血が出ている
・転倒から1時間後には泣き止んで落ち着いている
私の行きつけの歯医者さんの反応
・まだ1歳半ということで、じっとしてられないことからレントゲンや、器具を使った治療はできない
・様子をみるかぎり、神経まで死んではなさそう。
・ここは小児歯科は専門外なので、小児歯科専門の歯医者に改めて受診して
息子はこれまで歯医者さんにかかったことがないので、行きつけの小児歯科専門の歯医者さんはありませんでした。
ここで、息子の行きつけの小児科専門の歯医者さんを決めていなかったことに軽く後悔
小児科専門の歯医者さんの反応
その後、小児歯科専門の歯医者にかかりましたが、先生の反応は、1人目の歯医者と同じ、
レントゲン、治療はできないためしばらく様子見とのことでした。
「歯の色が変わったり、歯が抜けたりするように、様子が変わったらすぐに受診して」
と言われ、診察は終了しました。
↓ひびが入る前息子の美しい前歯
↓ひびが入ったあとの前歯(わかりにくいですが、向かって左側の前歯に縦にひびが入り、境目は少し欠けたように見えます)
このまま、何事もなければいいな〜と思いましたが、
そうはいきませんでした涙
転倒から約半年後に前歯が欠けてしまう
転倒当時は一歳半でしたが、半年後、息子は2歳にまで成長しました。
そのとき、私は第2子の長女を妊娠しており、当時妊娠8ヶ月でした。
いつも通り保育園に迎えに行くと、興奮して突進してきた息子が私に激突!!
妊娠中でお腹が大きかった私は息子を受け止めきれず、私のおでこに息子の前歯がぶつかりました。
とっさに口元を両手でおさえる息子
すぐに前歯を確認すると、もともとひびが入っていた前歯の一部がグラグラしてる!!!
かかりつけの歯医者に連絡し、保育園から直接歯医者さんへ行き、診察してもらいました。
先生「あ、ひびが入っている前歯の一部がグラグラして抜けちゃってるねー!かけらを取って、残った歯の神経がちょっと見えてるから樹脂で固めとくね!」
私の膝の上に寝転がされた状態で治療される息子
妊娠中でお腹が大きくなり始めていたので、暴れる息子を押さえつけることに苦労しました…
先生と私の苦労の末、元どおりに近い大きさの樹脂で前歯を復元してもらいました。(見た目は、隣の歯と少し隙間ができるくらいの大きさの樹脂で埋めてもらいました)
前歯の一部は無くなってしまいましたが、残った前歯の神経自体はかろうじて死んでいなかったのが幸いでした。
しかし、樹脂で歯の断面はふさがれているものの、歯茎に隠れて見えない歯の根っこの部分までは樹脂で固めることはできません。
またこの樹脂は取れてしまう可能性はあると説明されました。
そしてこの予想はすぐに現実になります…
1週間後、固めてもらった樹脂が取れてしまう
欠けた歯を樹脂で固めてもらってから約1週間がたちました。
息子が朝食のパンにかじりついていたとき
口の中に違和感があったのか、何か白いものをぺっと吐き出しました。
それは、1週間前に歯が欠けたあとに、残った歯の神経を保護していた樹脂でした。
樹脂が取れてしまった!!
それを見た瞬間光の速さで歯医者さんの予約を取りました。
幸い土曜で仕事が休みだった旦那に息子を歯医者さんに連れて行ってもらいました。
先生「あーやっぱり取れちゃったかあ。前歯だからどうしても噛むときに力がかかっちゃって、取れやすいんだよね。樹脂で固め直しておくね!」
ということで、以前固めてもらった樹脂よりも、歯の先端に向かって先細りの形の樹脂に固め直してもらいました。
先細りにすることで、前歯の先端にかかる力を少なくする作戦のようです。
その結果、隣の歯との隙間が大きくなり、一見歯抜けのような見た目になりました…
しかし、幸い、樹脂を付け直すだけで、歯の神経が傷つくこともなく無事に診察は終了しました。
↓最終的に前歯はこのような形に落ち着きました。
(スマホをiPhoneにかえたので画質が良くなりました)
時は流れ、最初の転倒から1年半後、息子は無事に3歳になりました。
最初の転倒から1年半後、息子の歯の神経はまだ生きている
最初の転倒から1年半がたった今、息子の歯は黒くなることもなく、抜けることもありませんでした。
定期検診でも問題なく、レントゲンでは綺麗に詰め物も入っていることがわかります。
しかし、常に気をつけていることがあります。
- 走っているときにつまづいてこけないように、サイズが合う靴を履くこと
- 前歯で噛みちぎることがないよう、肉など大きい食べ物はハサミで小さく切ってから食卓に出す
- 仕上げ磨きのときに、欠けた歯も丁寧に磨くこと。
- 口元を気にしていたら歯の状態を確認すること
これらを常に念頭において生活してきました。
歯が欠けているので、一見歯抜けになり、落ち込むかな?
と思いましたが、本人は特に気にする様子もなく元気に遊んでいます。
願わくば、このまま乳歯が抜けて、無事に大人の歯に生え変わりますように。
が、願い叶わず、歯の神経が死んでしまいました。
以下追記です。
最初の転倒から2年後、欠けた歯の神経がしぬ
ある日、突然歯茎が腫れる
ある日の夜息子から、「歯が痛い。歯医者さんに行きたい」と訴えられました。
前歯を見ると、なんとなくなった歯の部分の歯茎が腫れている!!!
次の日の朝には「痛くない。歯医者さん行かない!!!」と息子は言ってましたが、嫌な予感がする。
念のため大急ぎで予約して、かかりつけの歯医者さんへいきました。
腫れているのは歯茎ではなく神経だった
かかりつけの歯医者さんで診てもらうと、なんと腫れているのは歯茎ではなく神経でした。
歯医者さんによると、腫れた歯茎を放置していたら、2、3日後には顔まで腫れて入院になるところだったそうです。
その間に感染し、後ろにひかえている大人の歯にまで影響が出てしまうところだったとのこと。
歯茎が腫れているだけ、と考えて放置せずに受診したのが不幸中の幸いだったようです。
急遽神経を取る手術を行い、最終的に前歯はかぶせて、きれいな歯の状態にするそうです。
今はこのように仮歯の状態です。
また経過があれば追記します。
以上、息子の実体験がどなたかの参考になれ幸いです。