私は独学で2019年1月末にFP3級、2019年5末にFP2級を受け、無事合格しました。
2018年8月〜2019年10月(予定)まで育休中だったこともあり、講座などには通わずにテキストのみで自宅で勉強しました。
この記事では、FP3級に一発で合格するために私が工夫した勉強方法についてお話しします。
育休中にFP3級と2級を取得するためのスケジュールと取得した経緯について記事はこちらになります。
(FP2級も続けて受ける予定の方はご覧ください)

2018年10月に2人目が生まれたので、当時2歳の息子(保育園児)と0歳の娘を見ながら、2018年10月中旬〜2019年1月末の試験本番まで約3ヶ月間勉強しました。
家事育児の合間の試験勉強は正直きつかった…!
30代脳みそのポンコツ具合やばい
私は薬学部卒ですが、保険関係は元々勉強したことのない未経験の分野だったので、まずテキストに書いてある言葉の意味がわからなかった笑
(保険料と保険価額の違いとか)
きつくてしんどかったけど、何か目標に向かって勉強をし、合格することは自己肯定感を高め、とてもよい経験になりました。
以下にFP3級に合格するまでに使用したテキストや、育児中で時間がない中で工夫をしたことを紹介していきます。
目次
FP3級の資格を取得するまで
日本FP協会のFP3級の合格率は80%に対してFP2級の合格率は40%
難易度はFP3級<FP2級
ということで、FP2級まで取るかはわからないけれど、FP3級のそんなに難しくなさそうだから、育休中時間があるときに取ってみよう!と決意しました。
FP3級取得に使用した問題集とテキスト
ユーキャンのこれだけ!シリーズのテキストと問題集を使用しました。
メリット
テーマごとに分かれているので「今日はここまで」と計画がしやすかったです。
3級は31テーマに分かれているので、1日1テーマずつ勉強すれば約1ヶ月で全範囲を一通り目を通すことができます。
あと、一番売れてるらしい問題集よりもテキストの厚さが薄かったのが決め手笑
あと、問題集を選ぶ際はアマゾンなどの通販ではなく、実店舗の本屋さんに行って、実際に中身を読んで自分の勉強スタイル(赤シートでキーワードが消える仕様であるなど)に合っているか確認してから買った方が後悔しません。
デメリット
これだけ!問題集の最後に載っているオリジナル予想模擬試験の問題は解かなくてもよかったかも。
テキストは、分野ごとの説明と正誤問題で構成されており、
問題集は、過去問と予想問題から構成されています。
テキストの正誤問題は、各分野の知識が理解できているかの指標になるので全て解きました。(間違えたところはテキストで確認することを繰り返す)
時間がなければオリジナル予想模擬試験の問題は解かなくても大丈夫です。
過去問から類似問題が出題されることが多いので、問題集の会社が作った予想問題を解くよりも過去問を解いた方が効率的です。
過去問は日本ファイナンシャルプランナー協会のHPに載っている過去3年分の過去問を全て解きました。
※FP2級も受ける予定の人は、FP3級のテキストは買わずにFP2級のテキストだけを購入することをおすすめします。FP3級のテキストとFP2級のテキストの内容はほぼ重複しているので、テキスト代1冊分節約することができます。
育休中の勉強時間の確保
まず、試験会場には当然赤子は連れていけません。
試験当日は夫に赤ちゃんである娘を預けるため、娘は生まれた時から母乳だけでなくミルクも哺乳瓶で飲めるようにしておきました。
↓突然ミルクを飲まなくなったときに試した対処法はこちら。
(普段ミルク嫌いにならないようにするためのコツも書いてます)

基本、2歳の上の息子が保育園に行っている間(朝9時~夕方4時半まで)と寝かしつけ後(夜9時~0時)に勉強。
日中は家事もあるし、夜は大概子供と寝落ちするので、1日あたり2時間勉強時間を確保できたらいいほうでしたね。
勉強時間を増やすために活用したこと
私が受けたFP3級の試験は2019年1月末であることを前提に読み進めてください。
・産後の療養を理由に、産後約3ヶ月間長男の保育園の送迎を祖母と市のファミリサポー(以下ファミサポ)に委託しました。
2018年10月中旬の出産直後〜10月末まで…祖母担当
2018年11月~2019年1月末の本番まで…ファミサポ担当
・買い物は週1回以下にし、生協の宅配サービスを活用
保育園の送迎を外部に委託することで、余裕を持って勉強時間を確保することができました。

育休開始からFP3級試験直前までの私の勉強スケジュール
私が受けたFP3級の試験は2019年1月末であることを前提に読み進めてください。
2018年10月中旬
長女出産と同時に産院でテキスト読み込み開始
(家だと家事と上の子のお世話で集中できないので、入院中から勉強を始めました)
↓
(年末年始はお正月気分で少し遊んでしまい勉強しませんでした)
2019年1月上旬までにテキストと問題集を2往復
テキストの章ごとの確認問題と、別冊の問題集で間違えたところを中心にテキストの本文にマーカーで線を引く
↓
2019年1月上旬〜1月末の本番までの3週間で過去問を3年分(学科実技合わせて14回分)を解く
過去問を解いてるうちに、
・学科→9割超え
・実技→満点まで取れるようになりました。
過去問の学科と実技が9割超えるまで勉強すると安心感が違います!
過去問(3年分、学科実技を合わせて14回分)を最大限まで活用する!
- 過去問で間違えたところを中心にテキストの本文にマーカーで線を引く
- 何回も間違えるところは目立つペンで線を引き目立たせる
- 試験直前まで苦手分野は何回も復習
↓日本FP協会が公開している過去問はこちら
結果
FP3級→学科、実技ともに8割超えで合格
リスク管理が飛び抜けて成績が悪いですね笑
これからFP3級を取得しようと思っている方へ

私は3ヶ月間勉強しましたが、まとまって勉強出来る時間がある人は1ヶ月くらい勉強すれば合格できると思います。
以下FP3級の勉強をするときに気をつけた点をあげていきます。
- テキスト読み込みは1回でOK!(読み込みとはただ読むだけではなくて内容を理解すること)
- テキストを読んでも理解できないところは面倒でも解説サイトを読んで調べる。
- テキストに載ってる確認問題は1回解いて、間違えたところをマーカーで引くだけでOK!
- 一番大事なのは過去問!過去3年分(学科と実技を合わせて全7×2回分)を最低一通りはやること。(3級の場合は2年分でも十分合格ラインにのるはず)
- 過去問の間違えたところは必ずテキストを見返してマーカーでチェック。
- 過去問で間違えたところを中心に何回もやり直す!私は最終的に3周しました。
- 問題集についてくる予想問題はあくまで予想なのでやらなくてOK!(過去問からの方が同じ傾向の問題が出題される可能性が高い)
勉強開始から本番までのおススメスケジュール
まったく未経験の分野からの挑戦であれば、
1ヶ月でテキスト読み込み、1ヶ月半以上で余裕を持って過去問を解いて、過去問を重点的に勉強した方が良いです。
過去問を解かないと、出題傾向がわかりません
(特に実技は初見だときつい)
FP3級の資格を取ってよかったこと

ファイナンシャルプランナーの勉強、資格取得をすることで、勉強前よりも保険や年金、ローンについて意識が変わったことが多くなりました。
日本では、お金について誰も教えてくれない。
自分で勉強をしないと損をする。
なにより、もっとお金のことについて知りたい!!という意欲が湧き、私は育休中にFP2級も受験する決意をしました。
FP2級の受験で、育休中に工夫したことについて書いた記事はこちら。

育休中に何か資格を、と思われている方、まずは比較的簡単に取得できるFP3級に挑戦されてみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。では
↓読み倒した参考書たち